
そして、それが可能なのは自分の作品を最小限の大きさで表現でき、なおかつ持ち運びの出来るスカルプチャア(彫刻物)だと考え、作品作りに没頭しはじめるのです。
話は1967年までさかのぼりますが、アレックス・ストリーターは、ヒッピー全盛期には、すでにシルバーアクセサリーを作り始めていました。そうです…ニューヨークのソーホー地区がまだ繁華街となる前だったその場所に、ショップを構えていた老舗ブランド…それがアレックス・ストリーターなんです。
そして、ミッキー・ローク主演の映画「エンジェル・ハート」でロバート・デニーロが彼のシルバーアクセサリーを身に付けて出演したという事実は、あまりにも有名です。
彼のシルバーアクセサリーには、様々な色の石や、合成樹脂を使用したもの、またアレックス自身が自ら育てた植物などがあります。また、ロックミュージシャンにも愛用者が多く、マリリン・マンソンなどが代表的な存在として名前が挙がっています。
日本で紹介されたのは比較的最近で、「エンジェルハートリング」で急激に名前が広まりました。このリングの、ある年に出された限定モデルの爆発的な売り上げは、シルバーアクセサリーの世界でニュースになったほどです。